一人暮らしの平均家賃はいくら?手取り額10万円から最適な家賃を計算!

こんな人に向けた記事です

  • 一人暮らしの平均家賃が知りたい
  • 手取り額に合う家賃が知りたい
  • できるだけ家賃を安くしたい

以上のどれかにあてはまったら読む価値が十分にあります。

へやこちゃん

一人暮らしの家賃ってどれくらいなんだろう?
平均と同じくらいの家賃の部屋に住みたいなぁ。

そんな疑問や悩みを持っている方はいませんか?

新生活を考えるとワクワクな気になる一方、気になることが出てくると思います。

ただ、家賃で悩んでいる人は意外と多いです。

あまり高いと生活が苦しく、安すぎると住みにくい部屋で困ってしまうので、身の丈に合った適度な家賃を選ぶことが大切です。

そこで当記事は、「一人暮らしの平均家賃は?手取り10万円から徹底調査!」を解説します。

この記事を読めば、あなたににぴったりの家賃が分かります。

しょう

記事を読み終わる頃には、身の丈に合ったちょうどいい暮らしができるよ。

記事を読むと分かる3つのこと

  • 1人暮らしの平均家賃と収入別の最適な家賃
  • 家賃を決める時に注意すべき3つのポイント
  • プロが教える家賃を安く抑える方法5選

この記事を書いた人

運営者 しょう

不動産大家×Webライター

大家歴4年目

・東京23区の不動産大家

賃貸経営4年目・年間家賃300万円

・保有する資格

ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員Ⅰ種

SNSのX(@syo_digital_oya)で部屋探しに役立つ情報を発信しています。

気になる記事があれば、目次をタップするとすぐに本文が読めます。

記事の目次

1人暮らしの平均家賃はいくら?

このパートでは2つの平均家賃を紹介します

  • 全国の一人暮らしの平均家賃
  • 東京23区の一人暮らしの平均家賃

全国の1人暮らしの平均家賃は5万854円

まずは全国の平均家賃のデータを見ていきましょう。2021年の総務省統計局によると、全国の一人暮らしの平均家賃は5万854円でした。全国の平均家賃を見てどう思いましたか?

・思ったより安いな

・これならできそう

家賃は地域差に大きな差がありますので、あなたが希望するエリアの特徴を抑えておくことが重要です。

家賃を安くする交渉について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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東京の一人暮らし平均家賃は9万4,000円

次に東京23区の平均家賃は9万4,000円でした。(2024年1月時点、SUUMO「家賃相場」で駅徒歩10分以内・築10年以下で算出)

東京23区をのエリアごとの平均家賃は以下の通りです。

エリア家賃相場
23区中心部千代田区11.0万円
中央区11.3万円
港区11.7万円
新宿区10.3万円
渋谷区11.0万円
文京区9.9万円
23区東足立区7.2万円
江戸川区7.6万円
江東区8.8万円
荒川区8.1万円
葛飾区7.0万円
台東区8.8万円
墨田区8.6万円
23区南品川区8.8万円
目黒区11.1万円
大田区8.0万円
世田谷区9.4万円
23区西中野区9.1万円
杉並区8.7万円
練馬区7.7万円
23区北部豊島区8.4万円
北区8.1万円
板橋区7.5万円
東京23区・地域別平均家賃

2024年1月時点、SUUMO「家賃相場」で駅徒歩10分以内・築10年以下で算出

表から分かるように、東京都23区のエリアごとの平均家賃は大きな差があります。

昔は「港区女子」や「ヒルズ族」といった言葉が流行しました。

最も平均家賃の高い港区(11万7,000円)は全国平均(5万854円)の約2倍の家賃になっています。

東京都でも、23区外であれば八王子や多摩エリアは家賃5万円代で暮らすことができます。

一人暮らしの初期費用について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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手取り額の最適な家賃5パターン

次に手取り額別の最適な家賃をみていきます

手取り額は以下5つのパターンをシミュレーションします。自身にあった収入の家賃を参考にしてください。

  • 手取り額10万円のパターン
  • 手取り額15万円のパターン
  • 手取り額20万円のパターン
  • 手取り額25万円のパターン
  • 手取り額30万円のパターン

1:手取り額10万円の家賃は3万円

手取り額10万円の場合、適正な家賃は3万円です。手取り額10万円・家賃3万円の生活シミュレーションは以下の通りです。

割合生活費
家賃30%30,000円
食費20%20,000円
水道光熱費5%5,000円
衣類・日用品購入費5%5,000円
スマホ・ネット代5%5,000円
娯楽・交際費10%10,000円
医療費5%5,000円
その他雑費10%10,000円
貯金・予備費10%10,000円
手取り額10万円の最適な家賃

シミュレーションで分かる3つのこと

  • 外食はほとんどできない(できても牛丼チェーン店)
  • 家賃3万円の物件を探すのは難しい
  • 東京に住むなら収入を上げる必要がある
しょう

手取り10万円はかなり節約しないと生活できないよ

2:手取り額15万円の家賃は5万円

手取り額15万円の生活シミュレーション以下の通りです。

割合生活費
家賃30%50,000円
食費20%30,000円
水道光熱費5%7,500円
衣類・日用品購入費5%7,500円
スマホ・ネット代5%7,500円
娯楽・交際費10%15,000円
医療費5%3,000円
その他雑費10%15,000円
貯金・予備費10%15,000円
手取り額15万円の最適な家賃

手取り15万円でも生活は苦しいです。ただし手取り10万円よりは一人暮らしできる可能性がぐっと上がります。

シミュレーションで分かる3つのこと

  • 食事は以前自炊中心となる
  • 手取り10万円より娯楽費が増える
  • 家賃5万円は東京23区だと厳しい

3:手取り額20万円の家賃は6万7,000円

手取り額20万円の趣味レーションは以下の通りです。

割合生活費
家賃30%67,000円
食費20%40,000円
水道光熱費5%10,000円
衣類・日用品購入費5%10,000円
スマホ・ネット代5%10,000円
娯楽・交際費10%20,000円
医療費5%10,000円
その他雑費10%20,000円
貯金・予備費10%20,000円
手取り額20万円の最適な家賃

シミュレーションで分かる3つのこと

  • 外食できるようなる
  • 上手くやれば毎月貯金できる
  • 交際費に使えるお金は少ない
しょう

贅沢できないけどごくごく普通の生活ができるラインだね!

急な出費で家賃が払えない…。家賃でお得にポイントを貯めたい…。

家賃のクレジットカード払いする方法に興味がある方はこちらの記事を参考にしてください。

4:手取り額25万円の家賃は8万3,000円

手取り額25万円の生活シミュレーションは以下の通りです。

割合生活費
家賃30%83,000円
食費20%50,000円
水道光熱費5%12,500円
衣類・日用品購入費5%12,500円
スマホ・ネット代5%12,500円
娯楽・交際費10%25,000円
医療費5%12,500円
その他雑費10%25,000円
貯金・予備費10%25,000円
手取り額25万円の最適な家賃

シミュレーションで分かる3つのこと

  • 東京23区で賃貸できる可能性が高い
  • 娯楽費にある程度余裕がある
  • 無駄遣いしなければ貯金ができる
しょう

手取り25万円あるとすこし余裕があるね

5:手取り額30万円の家賃は10万円

手取り額30万円の生活シミュレーションは以下の通りです。

割合生活費
家賃30%100,000円
食費20%60,000円
水道光熱費5%15,000円
衣類・日用品購入費5%15,000円
スマホ・ネット代5%15,000円
娯楽・交際費10%30,000円
医療費5%15,000円
その他雑費10%30,000円
貯金・予備費10%30,000円
手取り額30万円の最適な家賃

シミュレーションで分かる3つのこと

  • 東京23区で条件の良い賃貸に住める
  • 毎月の娯楽費・交際費が確保できる
  • 緊急時の費用もすぐ用意できる
しょう

贅沢しなければ東京23区でも普通に暮らせるよ

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家賃を決める重要ポイント3選

家賃を決める重要ポイントは3つあります。順番に見ていきましょう。

  • 手取り額3分の1以下にする
  • 生活費を計算にいれる
  • 収入と出費の変化を考えておく

手取り3分の1以下にする

家賃を決める重要ポイントは、手取り3分の1以下にすることです

へやこちゃん

手取りの3分の1以下にする理由は?

  • いざという時に困らない
  • 適度に貯金ができる
  • 趣味にお金が使える

生活費を計算にいれる

家賃を決める重要ポイント2つ目は、生活費を頭にいれておくです。生活費を計算にいれる理由は3つあります。

  • 満足する生活を維持するため
  • 費用の全体像を把握するため
  • 緊急時の備えをするため
へやこちゃん

生活費ってどれくらいかかるの?

1か月の平均の生活費

12万2,032円

※出典/「統計調査 家計収支編 単身世帯(2021年)」(総務省統計局)

手取り10万円の人はびっくりの金額ですね。生活費が収入を超えてしまいました…。この数字はあくまで平均なので、30万円の人もいれば10万円の人もいます。平均は高い人に引っ張られてしまうのを覚えておくといいかもしれません。

収入と支出の変化を考えておく

家賃を決める重要ポイント3つ目は、収入と支出の変化を考えておくです

へやこちゃん

事前に考えておくメリットはなにがあるの?

  • 収入が減少しても引越しなくて済む
  • 好きな事にお金が使える

将来こんな未来はどう思いますか?

  • 家賃が高くて生活が苦しい
  • 家賃のせいで好きな事ができない
  • 家賃の安い物件にいかないといけない

できるならこんな未来は避けたいですよね?これらは入居時にしっかり考えておけば防ぐことができます。少し余裕がある家賃の方が将来なにか起きた時に対応できるのでおすすめです。

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家賃を安く抑える方法5選

家賃を決めるポイントは分かったけど

へやこちゃん

毎月の家賃があと3,000円安くしたいです…。

そういった人も多いでしょう。そんな人のために家賃を安く抑える方法5選を紹介します。

  • 立地を変更する
  • 家賃交渉をする
  • 築年数を古くする
  • 間取りを狭くする
  • ルームシェアをする

立地を変更する

家賃を安く抑える方法1つ目は、立地を変更するです。立地を変更する理由は3つあります

  • 駅から離れると家賃は安くなる
  • 人気エリアは平均家賃が高い
  • 駅の選択肢は多いほうがいい

穴場は大学生の多いエリアです。大学生の多い地域はお店の数が多く値段が安い特徴があります。もちろん50歳以上で若者のいる街はストレスかもしれませんが、初めて部屋探しする人にはぴったりだと思います。

家賃交渉する

家賃を安く抑える方法2つ目は、家賃交渉をする。家賃交渉するメリットは3つあります。

  • 予算内でいい物件に住める
  • 交渉力が向上する
  • その他の費用を安くしやすい

家賃交渉なんて難しい…そう考えると人が居ると思いますが実際は簡単です。筆者も2回目の賃貸で3000円の家賃を下げることに成功しました。

家賃交渉のやり方について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

築年数を古くする

家賃を安く抑える方法3つ目は、築年数を古くするです。

築年数を古くするメリットは3つあります

  • リフォームで綺麗な物件がある
  • 駅から好立地の物件がある
  • 風情ある建物がある

築年数が古いと聞くと

  • ボロボロの建物
  • 人が住んでない廃墟みたい

そんなイメージするのではないでしょうか

私も以前はそうでしたが、築年数が古いからと言って候補から外してしまうにはのはもったいないです。なぜなら最近の建物は築20年くらいならまだまだ綺麗、リフォーム等していたら内装は新築同様だからです。

間取りを狭くする

家賃を安く抑える方法4つ目は、間取りを狭くするです。間取りを狭くするメリットは3つあります。

  • 立地の良い物件がある
  • 不要なモノを捨てるチャンス
  • 電気代が安くなる

間取りを狭くすると、駅から近い好立地の物件があります。生活の利便性を上げたい人は、駅から近い場所に住むのは良い選択ですね。また、部屋が狭くなるのでモノを置くスペースがないので、逆に言うと不要なモノを処分できるチャンスになります。3つ目のメリットは狭い部屋の分、エアコンの暖房や冷房の利きが早く電気代を節約することができあます。

ルームシェアをする

家賃を安く抑える方法5つ目は、ルームシェアをする。ルームシェアをするメリットは3つあります。

  • 毎月の家賃がとにかく安い
  • 家具家電をシェアできる
  • 光熱費が割安になる

ルームシェアとは友人と同じ部屋に住んで家賃を折半することです

。一人暮らしするより家賃を抑えることができます。

自分だけの空間が欲しい、そんな人はシェアハウスを選択肢にいれてはいかがですか?

シェアハウスなら自分だけの個室があるのでプライベートは確保されています(キッチンやリビングを共有して使う場合が多いです)

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まとめ

この記事のまとめ

  • 1人暮らしの平均家賃はいくら?
    • 全国の1人暮らしの平均家賃
      • 5万854円
    • 東京の1人暮らしの平均家賃
      • 9万4,000円
  • 手取り額別の最適な家賃
    • 手取り10万円→家賃は3万円
    • 手取り15万円→家賃は5万円
    • 手取り20万円→家賃は6万7,000円
    • 手取り25万円→家賃は8万3,000円
    • 手取り30万円→家賃は10万円
  • 家賃を決める時の注意点3選
    • 手取り収入の3分の1以下にする
    • 毎月の生活費を計算にいれる
    • 収入と支出の変化を考えておく
  • 家賃を安くする方法5選
    • 立地を変更する
    • 家賃交渉をする
    • 築年数を古くする
    • 間取りを狭くする
    • ルームシェアをする
しょう

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しょう
不動産大家
1991年生まれ・茨城県出身
大家4年・元消防士
東京23区の不動産大家
ファイナンシャルプランナー2級

賃貸探しに役立つ記事を書いています。
部屋探しや費用を安くしたい場合など、どこに相談したらいいか迷っている方は直接しょう(筆者)へ気軽にご相談ください。

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