この記事の内容
- 近くの不動産屋に行かなくていいかの結論
- 不動産屋に行かなくても部屋を決める方法
- 不動産屋に行くならやっておくこと3選
繁忙シーズンは過ぎましたが、この時期に引越しする人もいるでしょう。新天地で新しいスタートを切るのは気持ちがワクワクしますよね。しかし、遠くに住んでいるため物件を見る時間とお金がない…。そんな悩みを持っていませんか?物件を見に行くには往復の交通費がかかりますし、そもそもそこまでする必要はあるの?そう考える人も多いです。
そこで当記事は「不動産屋は住みたい場所まで行くべき?行けない時の対処法を解説」を分かりやすく解説します。
読み終わる頃には不動産屋に行かなくても上手に部屋探しする方法が分かるよ。
記事を読んで分かる3つのこと
- 近くの不動産屋に行かなくていいかの結論
- 不動産屋に行かなくても部屋探しできる方法
- 不動産屋に行くならやっておくこと3選
運営者 しょう
不動産大家×Webライター
・東京23区の不動産大家
賃貸経営4年目・年間家賃300万円
・保有する資格
ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員Ⅰ種
SNSのX(@syo_digital_oya)で部屋探しに役立つ情報を発信しています。
気になる記事があれば、目次をタップするとすぐに本文が読めます。
不動産屋は住みたい場所の近くまで行くべき?
結論、不動産屋へ行けるなら行った方がいいです。なぜなら、周辺の治安や住まい環境に詳しいことを不動産屋が知っているからです。例えば「町のリアルな雰囲気」や「住んでいる人の特徴」など、住んでから分かる大切な情報を多く得ることができます。
そうは言っても不動産屋に行けない人もいますよね。そんな人のために不動産屋に行かなくてもいい理由も解説します。
不動産屋に行かなくていい理由3つ
そうは言っても現地の不動産屋に行くのはちょっと…そう考えたら無理をして行く必要はありません。
無理してもいいことはないですからね。
そんな方のために、不動産屋に行かなくていい理由を3つ紹介します
時間とお金がかかる
遠方から来店するだけで時間とお金がかかります。例えば大阪と東京を新幹線で往復すると約3万円です。当日の食事代や宿泊した場合は、さらに出費が重なってしまいます。
扱う物件はほとんど同じ
・全国の不動産屋の扱う物件は約8割変わらない
実は全国の不動産屋の扱う物件は8割以上同じです。これは不動産屋が同じデータベースを共有しているからです。使用しているデータベースは主に4つあります。
※レインズ:国土交通大臣が指定した不動産流通機構が運営するコンピューターネットワークシステム
ATBB:アットホーム加盟店が不動産業務をインターネットでサポート
レインズやラビ―ネットには、スーモやホームズに掲載していない物件もあります。
スマホがあれば契約までできる
不動産業界でもでリモート化が進んでいます。
2017年から賃貸契約がリモートでできるようになりました。
リモートで契約できるならわざわざ不動産屋にいかなくていいね!
不動産屋に行くメリット3選
不動産家に行くメリットは次の3つがあります。
独自の物件情報を持っている
不動産屋が直接管理している物件を紹介してもらえるケースがあります。この物件を自社物件といいますが、自社物件は初期費用が安いのが特徴です。物件によっては仲介手数料が半額~無料になります。ただし、大家さんから報酬をもらえる物件しか紹介されない場合があるので注意が必要です。希望に合う物件を選びたいなら、中立な立場の仲介会社で探すのがおすすめですよ。
エリアの環境や治安に詳しい
地域に密着する不動産屋は住環境や治安に詳しいです。物件周辺にはどんなお店があり、住みやすいエリアを知っています。住みやすさを環境を重視するなら、現地の不動産屋で話を聞いて損はないですね。
物件の移動が近くてラク
物件と不動産屋が近いと、移動に時間がかからないので多くの物件を内見できます。また鍵をもらって物件が近いと移動がラクです。引越し当日はなにかと忙しくてバタバタするので、移動時間がかからないのは助かりますね。
不動産屋に行くデメリット3選
不動産屋に行くデメリットは3つあります。
おとり物件がある
おとり物件ってなに?
おとり物件…募集が終了しているのに客寄せのために掲載している物件のこと
本来、入居できない物件は掲載できませんが、お客さんを呼び寄せるために掲載しています。おとり物件を載せることで、他の不動産屋に行かれるのを防ぎます。例えば、おとり物件を目当てに来たお客さんに
ネットを見てきたんですけど…。
ちょうど申し込みが入ってしまい…代わりにこの物件はいかがですか
と、他の物件を紹介するパターンがあります。もし希望する物件がなければ、無理して紹介された物件を内見しなくても大丈夫です。
おとり物件の見分け方はあるのかしら?
- 他の不動産サイトを見る
- 内見を現地集合にする
他の不動産サイトでが同じ物件を掲載していれば、おとり物件の可能性は低いです。また、内見を現地集合にするのもおとり物件を防ぐのに効果的です。
来店しないと見れない、現地集合はだめと言われたらおとり物件を疑おう!
内見できる範囲がせまい
不動産屋によっては、店舗の周辺しか内見出来ない場合があります。例えば東京の西側と東側を検討している場合、移動に時間がかかるのでどちらかに絞るよう言われるかもしれません。地域密着型の不動産屋さんは、車の数や従業員数が少ないので、物件数をたくさん見たい人は物足りなく感じるかもしれません。
強引な営業をされる可能性がある
不動産屋に来店して強引な営業される場合があります。例えば希望してない物件をごりごり紹介してきたり、やたら押してくる営業マンですね。契約を急かしてくる不動産屋は契約のことしか考えていません。親身に対応してくれる不動産屋に変えるのが部屋探しを成功させる秘訣です。
目当ての物件が無かったら、いい物件が入り次第連絡してもらうのもありだよ!
不動産屋に行けない時の対処法
不動産屋が遠くて行くのが大変、往復の交通費がもったいない。そんなときに使えるのがチャット不動産です。
チャット不動産って何?
チャット不動産とは、その名の通りチャットで部屋探しができるサービスです。
対応エリア | 関東・関西 | |
物件数 | 約500万件 未公開物件あり | |
対応時間 | 夜0時まで | |
対応方法 | チャット形式 | |
登録料 | 無料 | |
公式サイト | イエプラ |
カモられないで部屋探しをするなら、チャット不動産【イエプラ】がおすすめです。
チャット不動産のメリット3選
チャット不動産は3つのメリットがあります。
内見当日は現地に集合できる
内見当日は現地に待ち合わせします。物件が内見できるだけでなく、内見予約までの不動産屋に行く交通費や時間を節約できます。空いた時間にサクッと内見したい、そんな人にぴったりですね。
駅から歩いてみて街の雰囲気やお店の数を見ておくといいよ!
オンライン内見ができる
オンライン内見ってなに?
オンライン内見:現地のスタッフとビデオ電話で内見する方法
部屋の細かい部分まで映してくれるので、自分の知りたい個所を見ることができますまた、テレビ電話なので気になった箇所を質問するのも可能です。
では内見時のチェックするポイントはどこでしょうか。
- バス・トイレ
- キッチン周り
- 収納部分
以上の3点は必ず確認しましょう。
できたら廊下やゴミ置き場など共有部分も見ておくと安心だよ!
オンラインで契約できる
賃貸契約をオンラインで契約することができます。
その場合、IT重説をする必要があります
IT重説:契約に必要な重要事項説明をテレビ電話ですること
※重要事項説明は、賃貸の初期費用の内訳や入居時の禁止事項が書いてある書類
やり方は
・事前に契約書を自宅に発送
・自宅で重要事項の説明をうける
で簡単に賃貸契約ができます
オンライン内見とIT重説を利用すれば、不動産屋に行かなくても部屋を借りれるよ!
チャット不動産3つの注意点
チャット不動産を使う時の注意点は3つあります。
仲介手数料がかかる
契約時に仲介手数料がかかります。そもそも仲介手数料とは
- 法律の宅建業法で
- 家賃の0.5か月分+税
と定められています。
※借主の許可がある場合は家賃の1か月分でもOK
仲介手数料が無料の不動産屋が増えていますが注意が必要です
なぜなら他にオプションを割増しで請求している可能性があるからです
契約する時は費用の内訳を確認してね!
対応先の顔が見えない
チャットのやり取りは、顔が見えない不安があります。どんな人が対応しているのか気になる…。
そんな時はビデオ通話がおすすめです。チャットだけでなく、表情が見えると落ち着く人が多いです。
ビデオ通話できる環境を整えておこう
連絡する頻度が多い
チャット不動産は、細かい質問や手続きに関して連絡する頻度が多いです。めんどくさいと思う反面、部屋探しを成功させるには必要な作業です。最短期間での入居やスムーズな手続きをしてくれます
また審査や手続きに時間がかかる場合は、事前に教えてくれます。
分からないことがあったら遠慮せずにガンガン聞きましょう。
不動産屋に行く前にやること3選
来店予約は必ずやる
事前に来店予約したほうが、従業員が確実に接客してくれます。逆に突然の訪問だと待たされたり、内見時間が少なくなったり良いことはありません。
来店するなら何時がおすすめ?
平日の日中がおすすめ
平日の日中は、お客さんが少ないのでおすすめです。なぜなら従業員がゆったり接客してくれるからです。また、太陽の光で部屋をくまなくチェックできるのもメリットですね。来店時の持ち物を確認しておきましょう。
- カメラ(スマホで代用可)→内見で使用
- メジャー(アプリで代用可)→内見で使用
- 運転免許証などの身分証明書→申込みで使用
- 源泉徴収書などの収入を証明できるモノ→申込みで使用
気に入った物件があっても焦りは禁物
冷静に考えて行動してね!
入居する日を決める
不動産屋に行く前は入居日を決めておきましょう。なぜなら入居日が分からないと全く話が先に進まないからです。入居日が決まらないと影響が出るものは以下の通りです
- 契約日が決まらない
- 金額が決まらない
- 物件が決まらない
契約日は家賃が発生する日なので、あなたの入居したい日を決める必要があります。また賃貸契約は、日わり家賃などの影響から日によって変動するので注意しましょう。物件は家賃を払わずに長期間抑えることは難しいです。そのため約1か月先の物件に狙いを定めて物件を見ていくとゆとりがあっていいですよ。
物件の条件を決める
不動産屋に行く前にしておくこと1つ目は、住みたい部屋の条件を決めるです。条件をパートに分けると家賃、住むエリア、部屋の設備の3つがあります。他にも様々な要素はありますが、最も効果のあるが3つを見ていきましょう。
ちょうどいい家賃
家賃の金額は新生活を快適にするうえで重要です。なぜなら高すぎる家賃は生活を苦しくさせるからです。一方、安すぎる場合建物が古かったり駅から距離がある等不便な条件になってしまいます。要はちょうどよい家賃で暮らすのがベストな選択です
ちょうどいい家賃っていくら?
手取り収入の3分の1
家賃は手取り収入の3分の1がちょうどいいです。例えば手取り18万円の場合、家賃は6万円なります。収入ごとの家賃一覧表を載せるので参考にしてください。
住みたいエリア
次に住みたいエリアを決めます。エリアのポイントは3つあります
- アクセスの良さ
- お店や施設の充実度
- 周辺の治安と騒音問題
まずは通勤・通学のアクセスの良さが肝心です。通勤は毎日のことなので、なるべく駅近で乗り換えが少ない回数の駅を選ぶようにしましょう。つぎにお店や施設の充実度です。駅前に飲食店やスーパーはあるか、飲食チェーン店や100円ショップのあるか覚えておくと安心できます。
チェックする施設・お店 | |
---|---|
コンビニ | 病院 |
スーパー | 薬局 |
飲食店 | 郵便局 |
クリーニング店 | 公園 |
銀行/ATM | 図書 |
周辺の治安と騒音に関する事項も各西入ておくと安心です。物件選びは部屋の中だけを見てしましますが、意外と周辺の環境になじめず後悔する人が多いです。治安は不動産屋に聞くか警視庁のHPで犯罪発生率を見ることができます。
騒音についてんは、建物の近くにあるクラブやバー、交通量の多い大通りがないか確認してくといいですね。
・トラブルになりやすいもの
トラブルになりやすいモノ | |
---|---|
幹線通り(4車線以上) | 送電線 |
クラブ・バー | 踏切り |
工場 | 高架下 |
ごみ処理場 | 学校・幼稚園 |
部屋の設備
部屋の設備を決めておくと部屋探しに役立つのでおススメです。まず設備を3つの基準で分けます。3つの基準は以下の例があります。
- ないと住めない
- あると便利
- なくてもいい
どんな風に設備を振分けたらいいの?
・振分ける設備の例
ないと住まない | あると便利 | なくてもいい |
---|---|---|
エアコン | 宅配ボックス | 床暖房 |
バストイレ別 | インターネット無料 | 床下収納 |
広い収納スペース | 独立洗面台 | 管理人 |
オートロック | 2口コンロ | 浄水器 |
どんな時に役立つかつ言うと、複数の部屋を選ぶときです。
・この設備があるからこれにしよう
・この設備がないからやめる
といった判断がすぐにできます。そうはいってもどんな設備がいいか分からない…。
賃貸の人気設備トップ10を紹介します。設備を選ぶときの参考にして下さい。
順位 | 設備 |
---|---|
1位 | バス・トイレ別 |
2位 | エアコン |
3位 | クローゼット |
4位 | 2階以上 |
5位 | フローリング |
6位 | 独立洗面台 |
7位 | 追い炊き |
8位 | 宅配ボックス |
9位 | ガスコンロ |
10位 | TVインターホン |
不動産屋とエリアのよくある質問3選
不動産屋のエリアのよくある質問をまとめました。
不動産屋の対応エリアはどこまでですか?
- 不動産屋の対応エリアはどこまでですか?
-
店舗のある市内または区内がメインです
広範囲で部屋探しの場合、日にちを分けた方がスムーズに内見できます
遠方の場合に追加料金は発生しますか?
- 遠方の場合に追加料金は発生しますか?
-
料金は仲介手数料のみです。追加の料金は発生しません。
不動産屋にどんな相談をすればいいですか?
- 不動産屋にどんな相談をすればいいですか?
-
事前に部屋のイメージや予算を話せるといいです
まとめ
「不動産屋は住みたい場所の近くまで行くべき?いけない時の対処法」を解説しました。いかがでしたか?遠方の部屋探しは分からないことがたくさんあって大変だと思います。ただし記事の内容をきちんと実践すれば、理想の部屋探しをすることができます。皆さんの新しい門出が最高なスタートになるのをパソコンの向こうから願っています。
また、部屋ナビは賃貸探しやインターネット回線に役立つコンテンツを発信しています。よろしければ見て頂ければ幸いです。つたない文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。またどこかで会いましょう。
この記事のまとめ
- 不動産屋は住みたい場所の近くまで行くべき?
- 基本行くべき
- 不動産会社に行かなくていい3つの理由
- 時間とお金がかかる
- 不動産の扱う物件は8割同じ
- リモートで賃貸契約できる
- 不動産屋に行くメリット3選
- 他では知らない物件情報を知っている
- エリアの環境や治安に詳しい
- 内見の移動が近くてラク
- 不動産屋に行くデメリット3選
- おとり物件がある
- 値意見できる範囲が狭い
- 強引な営業をされる
- 来店できない時はチャット不動産を利用する
- チャット不動産のメリット3選
- 内見当日は現地で待ち合わせできる
- オンラインで部屋の中を内見できる
- オンラインで賃貸契約までできる
- チャット不動産を使う時の注意点3選
- 仲介手数料がかかる
- 対応先の顔が見えない
- 連絡する頻度が多い
- 不動産屋に行く前にやること3選
- 来店予約は必ずする
- 入居する日を決める
- 部屋の条件を整理する
- 家賃の金額
- 住みたいエリア
- 設備の優先順位
- 不動産屋とエリアのよくある質問3選
- まとめ
部屋探しの相談をしたい、そんな方はX(@syo_digital_oya)のDMで受付けています。