この記事の内容
- 部屋探しが成功する3つの準備
- 部屋探しの準備でよくある失敗3選
- 部屋探しの準備でよくある質問と回答
部屋探しの準備ってしたほうがいいの?不動産屋に行って物件を見つけるだけだと思うけど…
こんな疑問や悩みを持っていませんか?
実際に部屋探しに関するアンケートをしたところ、準備をする人は全体の3割しかいませんでした。
つまり部屋探しの準備を考えているあなたはとても優秀だといえます。
また、失敗する人の7割は準備をしていないことが分かりました。そうは言っても「結局何から準備した方がいいの?」そんな疑問が出てくるでしょう。
当記事では、「部屋探しを成功させる3つの準備!よくある失敗例3選」を現役の大家が解説します。
この記事を読めば、準備する重要性と失敗しない部屋探しの方法が分かります。
読み終わる頃には、部屋探しの失敗する確率を大幅に下げることができるよ。
記事を読んで分かる3つのこと
- 部屋探しが成功する3つの準備
- 部屋探しの準備でよくある失敗3選
- 部屋探しの準備でよくある質問と回答
運営者 しょう
不動産大家×Webライター
・東京23区の不動産大家
賃貸経営4年目・年間家賃300万円
・保有する資格
ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員Ⅰ種
SNSのX(@syo_digital_oya)で部屋探しに役立つ情報を発信しています。
気になる記事があれば、目次をタップするとすぐに本文が読めます。
部屋探しが成功する3つの準備
そもそも部屋探しの準備は必要なのでしょうか。そんな疑問を持つ方のためにあるアンケート結果を紹介します。
アンケートの結果によると、全体の7割の人が準備をせずに、その約7割が部屋探しの失敗をしています。逆に3割の人は準備をしているおかげで失敗を回避しています。つまり、部屋探しの準備をすれば成功する確率を大幅にアップさせることができます。このことから部屋探しの準備は重要であることが分かります。
部屋探しの重要性は分かったけど、どんな流れでやっていけばいいの?
部屋探しの流れは以下の通りです。
引っ越し2か月前 | ①物件探し・条件の整理 ②入居日を決める ③退去連絡(入居中の場合) |
引っ越し1か月前 | ①物件の内見・契約 ②引っ越し業者の選定 ③荷物の整理・不用品の廃棄 |
引っ越し2週間前 | ①区役所の手続き(転出届・転居届) ②電気・ガス・水道業者に連絡 ③郵便局に転送届を提出 ④不用品を処分する(大型家具) |
引っ越し1週間前~当日 | ①荷造り・梱包 ②引っ越し料金の支払い ③引っ越しの立ち合い |
上の図は参考例として自分のペースに合ったスケジュールでも問題ないよ。
部屋探しに必要な3つの準備は以下の通りです。
家賃の予算を決める
部屋探しをする時には必ず家賃の予算を決めるのが必要になります。なぜなら家賃は毎月払うお金で生活のダイレクトで影響を与えるからです。家賃を決めないで不動産屋に行くことは、コンパスを持たないで大海原へ飛び出すのと同じくらい無謀なことを覚えておきましょう。
家賃を決める時の目安はどのくらい?
家賃の目安は、手取り収入の3分の1を目安と言われています。理由は住宅を購入した時の銀行の返済の基準が収入の3分の1となっているからです。住宅の購入した時と賃貸の家賃も似てるよねということで、家賃の目安は3分の1となっています。
家賃の目安なだけであって3分の1以下なら全く問題ないよ。
また家賃の目安は、手取り額を基準として考えます。支給額ではないので注意してください。
手取り額…収入から税金や社会保険料を差し引いた後の金額
手取り収入の計算式:支給額-所得税-住民税-社会保険料
家賃を安くする家賃交渉が知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
住みたいエリアを決める
エリアはどのように決めれば良いでしょうか。部屋探しにおいてエリア選びは家賃の次にくる重要な要素です。事前に考えておかないと入居後に後悔することになるので、しっかり見ておきましょう。
住みたいエリアを決める時は、以下の4ポイントを抑えると失敗する確率を下げることができます。
以上の4つのポイントがエリア選びで重要になります。とはいっても、具体的な決め方が分からない方が多いと思います。エリア選びの参考の1つとして、自由が丘駅の「アクセス・周辺のお店・治安・災害発生率」をご紹介します
自由が丘駅は住みたい街ランキングは常に上位に入る人気エリアです。その理由はやはり住環境が整っているからですね。もちろん街のブランドの力もあると思いますが、エリア選びには4つのポイントを意識すれば成功する確率はぐっと上がります。
それでもどこのエリアにしたらいいか分からないよ!そんな人はこの記事を参考にしてね。最近のアンケートでリアルな結果だよ。
部屋の設備を決める
部屋探しを成功させるための準備3つ目は、付属する設備を考えておく必要があります。付属する設備とはオートロックやエアコンなどです。設備について考える時に効果的なのは優先順位を決めておく方法です。設備の優先順位を決めておくと、物件選びで迷った時の指標とすることができます。
付属する部屋の設備について考えるのは分かったけど、設備の優先順位ってなんのこと?
設備の優先順位とは、部屋に付いている設備を「絶対に必要」「あったら嬉しい」「なくても良い」と3つに振り分けておく作業をいいます。
部屋探し初心者がよくしてしまう失敗は
- 必要ないと思ったが入居後なくて困った
- 不要な設備のせいで割高な家賃だった
- 設備が古くてすぐに壊れてしまった
以上3つは設備の優先順位を考えてないために起きてしまったことです。事前にちゃんと設備考えていれば防ぐことはできました。では実際にどうやってふりわけたらいいのでしょうか?
設備を振り分ける時の基準は以下の通りです。
- ないと困る設備(絶対に必要)
- あると便利な設備(あったら嬉しい)
- なくてもいい設備(必要ない)
以上3つに振分けると、自分の中での設備の優先順位が明確になります。
設備は具体的にどんなものがあるんだろう?優先順位の例があったら知りたいです。
3つの要素だけでは実際のイメージがしずらいと思います。
設備を振分けた例は以下の通りです。
以上が部屋にある設備の優先順位をつけた例です。
これを見ても
- もっと参考が欲しい
- 人気な設備が知りたい
そんな人のために人気設備ランキング10を紹介します。
以上が部屋にある設備ランキング10になります。「宅配ボックスはあったら嬉しいな」「エアコンは絶対欲しい」「追い炊き」いろんな意見があると思います。
私は2階以上で独立洗面台があると嬉しいわ。
このように設備を振分けるメリットは、2つの物件で悩んだときに、「こっちの物件は独立洗面台がないからこっちにしよう」など決断するときにとても役に立ちます。部屋にある設備は生活する上で満足度を大きく左右するので、心から納得する設備がある部屋を選びましょう。
優先順位は色んな情報を取り入れて自分で決めるのが一番大切だよ。
この章のまとめ
- 家賃は手取り収入3分の1を目安にする
- エリアは4つのポイントを押さえる
- 事前に設備の優先順位を決めておく
部屋探しの準備でよくある失敗例3選
これまで部屋探しの準備について解説してきました。そこでこんな疑問は出てきませんか?「実際にどんな失敗があるの?」「具体的な例があればしりらいんだけど」そんな声にお応えして、この章では準備に関する具体的な例を紹介します。失敗例を知って対策をしましょう。
立地条件の見落とし
自宅から会社のアクセスが悪く毎日の通勤が大変。また建物の周辺にある店舗や施設を全く見ていなかったので想像より不便な生活を送る。
対策:物件を決める前に実際に周辺のエリアを歩いてみると良いです。お気に入りの飲食店や日用品を購入するお店があるのも大事ですね。
物件を内見する時は駅までの道のりを歩いて見たり、駅前にお店や雰囲気を感じることが大切だよ。
部屋についてる設備が不足
入居後に「防犯的にオートロックが欲しかった」「ベランダがないと部屋干しで洗濯物が生乾きになって臭い」など後悔するケース。
対策:物件を選ぶ際に必要な設備は考えておこう。記事で紹介している設備を3つに振分けておくのがおすすめです。
生活スタイルに合わせてできるだけ必要なものは考えておこう。先に一人暮らししている友人に聞いてみるのもいいよ。
急いで契約して後悔
「今契約しないと次の人に取られちゃいますよ」と不動産屋に言われて焦って契約しちゃうケース。比較検討もろくにできなくて入居後に後悔する。
対策:物件を決める際は心に余裕をもって契約するのが大切です。不動産屋に急いで契約するよう急かされても自分の意思を優先しましょう。
希望する条件からかけ離れた物件に住んで良いことは少ないから気を付けてね。
部屋探しの準備でよくある質問3選
部屋探しの準備に関する質問を紹介します。ここに掲載していない内容で聞きたいことがある人は、お問い合わせか公式ラインから送ってください。2,3日以内で必ず返信させていただきます。
物件探しはいつから始めるべきですか?
- 物件探しはいつから始めるべきですか?
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引っ越し希望日の1~2ヶ月前から探し始めるのが一般的です。時間に余裕を持って探すことで、条件に合う理想の物件を見つけやすくなります。
契約する時に必要な持ち物は何ですか?
- 契約する時に必要な持ち物は何ですか?
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身分証明書や印鑑、収入を証明できる書類が必要です。また、家賃を引き落とすために銀行口座がいるので忘れずに持っていきましょう。
身分証明書となるもの
- 運転免許証
- 旅券(パスポート)
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
引っ越しする前に必要な手続きは何ですか?
- 引っ越しする前に必要な手続きは何ですか?
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転出届や転送届、ライフラインの手続きが必要になります。優先順位が高いものから取り組んでいくのがいいですね。
引っ越し前に必要な手続き一覧 |
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転出届の提出 |
転送届の提出 |
電気・ガス・水道停止の手続き |
印鑑登録の廃止 |
運転免許証の変更 |
インターネット回線の解約 |
マイナンバーカードの変更 |
他にも銀行口座の登録している住所や、携帯電話会社に登録している住所を変更する必要があります。
引越しに必要な手続きを詳しく知りたい人はこの記事がおすすめだよ。
まとめ
記事の解説は以上です。部屋探しを成功させて満足する新生活を送るカギは事前の準備にあります。「ちょっとめんどくさそう」そう思って、ためらってしまう気持ちも分かります。しかし、入居後の長い生活の満足度を高めるためにも、事前に準備をしておくほうがいいと筆者は確信しています。
この記事を読んでくれた皆さんの部屋探しが成功して、新しい1歩を歩みだせるのを心から願っています。最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
この記事のまとめ
- 部屋探しが成功する3つの準備
- 家賃の予算を決める
- 住みたいエリアを決める
- 部屋の設備を決める
- 部屋探しの準備の失敗例3選
- 立地条件の見落とし
- 部屋に付いている設備が不足
- 急いで契約して後悔
- 部屋探しの準備に関するよくある質問3選
- 物件探しはいつから始めるべき?
- 契約する時に必要な持ち物は何?
- 引っ越しする前に必要な手続きは何?
- まとめ
記事の質問や相談がある方はX(@syo_digital_oya)のDMで受付けています。